既製品への名入れとOEMグッズ製作を比較|法人向けの選び方

法人がイベントや販売、社内行事に向けてオリジナルグッズを用意する方法は、1つではありません。

この記事では、既存の商品にロゴやイラストを加える「既製品への名入れ」と、素材や形状から相談して製作する「OEMグッズ製作」の2つを比較します。

費用や納期に差が出るのは、それぞれ製作の工程が異なるためです。

2つの違いと、その違いが生まれる理由を整理したうえで、用途ごとの選び方を解説します。

既製品への名入れとOEMグッズ製作の違い

オリジナルグッズを用意する方法は、デザインや仕様をどこまで自分たちで決めるかによって変わります。

「既製品への名入れ」は、すでに完成している商品に、ロゴ・社名・イラストなどを印刷や刻印で加える方法です。

商品の形状や素材は既製品のまま、加工の範囲内でオリジナルのデザインを加えられます。

「OEMグッズ製作」は、商品の仕様を相談し、素材・形状・印刷方法などを対応可能な範囲で決めて、外部の専門メーカーへ製造を委託する方法です。

既製の商品にはない形や機能を持たせたい場合に向いています。

名入れで作ったグッズも、OEMで製作したグッズも、どちらも「オリジナルグッズ」ですが、製作の進め方や自由度が異なります。

OEMグッズ製作の基本や、発注から納品までの流れは、OEM発注から納品までの流れで詳しく解説しています。

OEMグッズ製作とは?法人担当者が知っておきたい発注前の準備から納品までの流れ

「自社のキャラクターやロゴを使って、オリジナルのグッズを製作したい」と考えて、調べ始めると、「…

費用・納期・数量・デザインの自由度を比較

以下の表は一般的な傾向をまとめたものです。製作会社や商品の種類、仕様によって条件は異なりますので、目安としてご覧ください。

比較軸既製品への名入れOEMグッズ製作
デザインの自由度既製の商品に、ロゴや絵柄などを加える対応可能な範囲で、素材・形状・仕様から相談できる
費用商品代に加え、印刷・加工費が発生する製作費用。仕様により型代・試作費なども発生することがある
納期印刷・加工の工程が加わる分、時間が必要仕様決定・量産の工程に時間が必要
最小発注数商品・仕様・製作会社により異なる。製作会社の最低発注数を確認商品・仕様・製作会社により異なる。製作会社の最低発注数を確認

費用や納期の差は、加工や製造の工程がどれだけ加わるかで生まれます。

名入れは既存の商品に印刷・加工を加え、OEMは仕様の決定から製造まで工程が加わります。

ただし、OEMだからといって必ず高額・長期間になるわけではなく、名入れでも加工内容や印刷範囲、数量によって費用・納期は変わります。

方法の名前だけで判断せず、製作会社に仕様と条件を伝えたうえで、費用・納期の見通しを確認することが大切です。

試作・校正について

量産前に仕上がりを確認したい場合は、試作・校正を行うことがあります。名入れでもOEMでも、次の2種類の校正があり、対応は製作会社や商品によって異なります。

  • データ校正:画面上でデザインの配置や文字を確認する
  • 現物校正:実際の素材で色味・質感を確認する

当社の対応

J&Cサプライでは、名入れとOEM製作のどちらにも対応しています。

名入れでは、コンサートグッズを中心に、完成品への名入れを承っています。たとえば、次のような商品に、お客様のデザインをインクジェット印刷で加えます。

  • ペンライトの持ち手部分
  • リングライト
  • ライトバングル

OEM製作については、次のとおりです。

  • 1商品・1デザインにつき30個から承っています
  • 量産は最短5営業日が目安です(通常時。商品・数量・仕様により異なります)
  • ご注文の際は完成イメージ図を提示します
  • 現物校正にも対応しています

色味や素材感を事前に確認したい場合は、ご相談ください。

販売用・配布用・記念品の選び方

実際にどの方法を選ぶかは、用途と「何を優先するか」で変わります。

販売用グッズの場合

  • 既製の商品に、オリジナルのイラストやロゴを加えて商品の魅力を伝えられるなら、名入れで対応できます。
  • ブランドの世界観に合わせて形状や素材まで指定したい場合は、OEMで製作する方法が候補になります。

販売用では、予定する販売価格や販売にかかる費用を踏まえて、グッズの仕入れにかけられる予算を考えます。

また、受注生産にすれば、販売の締切後にまとめて製作でき、在庫を抱えるリスクを抑えられます。

当社でも、ボートレース専門メディア「マクール」の選手グッズを、完全受注生産で展開した実績があります。

並べて飾れるアクリルスタンドなど、コレクション性の高いアイテムを期間限定で販売しました。

販売締切から納品までは、およそ1ヶ月でした。

当社が受注生産で製作した、マクール様のオリジナルボートレーサーグッズ

見積もりの取り方や数量の決め方は、グッズ制作の見積り・ロット数の決め方で詳しく解説しています。

オリジナルグッズ製作の見積もり・ロット数の決め方|法人担当者向け予算設計ガイド

オリジナルグッズを製作しようとして、いざ製作会社を探し始めると、 と迷うことがあります。 特に法人…

配布用グッズ(ノベルティ・販促品)の場合

  • 社名やロゴを入れて認知につなげたい場合は、既製品への名入れで対応できることがあります。
  • 配布場面に合わせたサイズ・形状・機能を持たせたい場合は、OEMで製作する余地があります。

配布用は1人あたりの単価を抑える必要がある場面が多いため、仕様と数量のバランスが重要です。

必要数・希望納品日・求める品質など、共通の条件をそろえて見積もりを比較するのが確実です。

記念品(周年・卒業・受賞など)の場合

  • ロゴや記念日の情報を加えて特別感を出したいなら、既製品への名入れで対応できる場合があります。
  • 贈る相手や使用場面に合わせて素材や形状から設計したい場合は、OEMが候補になります。

当社では、会社の周年記念に社員へ配るネックストラップを、100本製作したいというご相談をいただきました。

周年記念日という期限に合わせ、現物校正を1回はさんで仕上がりを確認し、相談からおよそ1.5ヶ月で納品しました。(法人の周年記念用ネックストラップの製作実績)

記念品は使用日が決まっていることが多いため、校正を希望する場合は、その期間も見込んで、使用日から逆算して相談すると安心です。

なお、記載の期間は各案件の実績であり、商品・仕様などによって異なります。

迷ったら、条件を整理して相談する

迷ったときは、次の3つを書き出してみてください。

  1. 希望納品日と使用日:いつまでに手元に必要で、いつ使うか
  2. 予算と数量:総予算と必要な数量
  3. 実現したいこと:ロゴや絵柄を加えたいか、素材・形状も相談したいか

すべてが決まっていなくても、「決まっていること」と「まだ迷っていること」を分けて伝えれば、条件に合う方法を相談できます。

「名入れとOEM、どちらが合うか分からない」という段階でも、お気軽にご相談ください。

公式WEBショップでも様々な商品を取り揃えております

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