「致知」と共に歩む15年間

私には、15年間愛読している「致知」という月刊誌があります。
内容は人間学の探究・学びなどを題材として、若干かたい雑誌であるため、一般の方より経営者、教育関係者の方が愛読されているようです。一般書店での販売ではなく、直接出版社に申し込む年間定期購読となっています。

「致知」という言葉は中国の古典「大学」の中にある「格物致知」が由来です。
私は東京に出て、創業して間もない時から購読を始めてもう15年となりました。きっかけは覚えていませんが、当時の自分にとって、この雑誌なら自分の心の糧になると思って購読を始めました。

「致知」と共に歩む15年間

「人生の法則」

今月、届いた最新号は「人生の法則」というタイトルでした。
毎回、先哲者の思想・生き様を追懐しながら各界一流の方々による対談と、各分野で活躍している方々の紹介などが掲載されています。

「人生の法則」について、宗教から歴史的に功績を残した偉人、先哲まで様々の教えがあります。一般の人にとって、これらの教えは全て接することが不可能だし、接したことがあっても、自分の身に実践し悟りが出来たのはごく一部の人だけだと思います。

人は其々の人生に対する思いがありますが、凡人の私が今までの人生で体得したことを紹介します。
人生には3つの段階があります。

第1段階:立身
学校から出て、社会人となり、生きる(自分と家族を養う)為、経済力を身に付ける事。勿論、法律と社会的な道徳基準を満たす前提です。
この経済力とは、決して社会通念上の金持ちを指すではなく、他人に頼らず自立するという事です。人間は自立さえ出来れば、自信を持てるようになります。
自信こそ、運命を拓く鍵です。
第2段階:立信
経済力を確立しながら、信用を下積みする。
ここにある信用とは、通念上の社会的な高い地位、名誉ではなく、日常生活の中に少しずつ積み重ねる誠実さであり、周りから見た信頼であります。
人間社会は、信用の有り無しで物事の成敗を左右します。
第3段階:立命
自立と信用を揃えた時点で、自分は此の世に生まれて来た意義、使命を自問し、周りにとって、社会にとって、如何にプラスとなり、貢献が出来る存在を求めることが出来れば、幸せを感じます。
これは、私なりに感じる人生の法則であり、今日も毎日実践しています。

感銘を受けた先哲の人生に対する思考

下記の一文は先哲からの人生に対する思考であり、私にとって、とても感銘を受けた内容です。
【天からの封書】
われわれ人間は、お互いに「天の封書」をいただいて
この世に生まれております

そこにはそれぞれ自分がこの世に派遣せられた
使命の内容が書きこまれております

少なくとも四十歳までに、天から拝戴した封書をみずから開封し
しっかり読み取らねばなりません

与えられた天からの使命を読み取るか否かが、
その後の人生の行き方において雲泥の差が生ずることは、
いうまでもありません

思えばなんと天の封書を読まずに人生を終わる人の多きことよ

(森信三)哲学者・教育者

「致知」
株式会社致知出版社https://www.chichi.co.jp/