SNSという新たな挑戦で変化の波を味方にする

秋の気配とともに始まる変化への想い

10月に入り、朝夕の空気がひんやりと感じられるようになり、街の木々も少しずつ色づき始めました。近所の公園では、いちょう並木が黄緑から黄金色へと移ろい、曇り空の下でもその存在感は際立っています。

秋という季節には、「変化」や「再スタート」といった前向きなエネルギーが漂います。だからこそ今、私自身も、そして会社としても「変わること」に目を向ける時期だと強く感じています。これまでも数々の挑戦を重ねてきましたが、2025年下半期に向けて、私たちは新たな一歩を踏み出します。それが、「SNSへの本格的な取り組み」です。

SNSへの本格参入とその背景

当社のX(旧Twitter)、Instagramのアカウント自体は、数年前からすでに存在しています。これまでにも新商品のリリース情報を中心に、月に数回投稿する程度の運用はしていましたが、いわば「お知らせ掲示板」のような位置づけにとどまっていました。正直なところ、忙しい日々の中で、SNSを“戦略的に使いこなす”という発想には至っていなかったのです。

しかし、近年のデジタル環境の変化、特に若い世代の情報収集のスタイルの変化を見て、「このままではいけない」と強く感じました。いまやお客様が企業に出会う入口は、検索エンジンだけではありません。SNSは「出会いの場」であり、「信頼の入り口」でもあります。
そうした考えのもと、私たちはSNSへの本格的な取り組みを決意しました。まずはX(旧Twitter)から、続いてInstagram、TikTokへと段階的に展開していく予定です。

WEB×SNSで目指す、お客様との新しい関係性

SNSを活用する目的は、単なる「情報発信」ではありません。これからは、ホームページとSNSの両輪を活かし、知ってもらうだけでなく、共感し、つながり、ファンになってもらう。そんなエンゲージメント重視の姿勢で、情報発信を行っていきます。

お客様との関係性をより身近なものにすることで、
「製品の魅力がより伝わる→企業の考え方に共感してもらえる→ファンになっていただける」
というような、単なるモノの売買を超えた“つながり”が生まれると考えています。

WEBとSNS、この2つの車輪をバランスよく回すことで、
知ってもらう → 興味を持ってもらう → 信頼してもらう
という理想の流れを実現し、より多くの方に「選ばれる存在」になっていきたいと思っています。

中小企業の挑戦と、変化を受け入れる勇気

中小企業は、リソースや人手に限りがあります。新たな挑戦には時間も労力もかかり、失敗のリスクも伴います。

それでも、変化の激しいこの時代において、挑戦しなければ成長はなく、やがて衰退してしまうと私は考えています。変化とは、恐れるものではなく、味方にすべきものです。SNSという新たな領域にも、恐れず一歩ずつ取り組んでいきます。社員とともに、学び、考え、試し、失敗しながらも、前進する。そうした積み重ねが、やがて大きな成果につながると信じています。

SNSの世界は、スピードが早く、時に戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、その中にこそ、新しい出会いや発見があると確信しています。これからも、WEBとSNSの両輪を活用し、お客様の期待を超える感動を提供できる企業を目指し、日々邁進し続けたいと思います。

いつも温かいご支援をいただいているお客様、取引先の皆さま、そして共に働く社員の皆さんに、心より感謝申し上げます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。