瑞雪は豊年の兆し

オミクロン変異株の感染拡大が続く毎日

本日は1月29日、新しい1年はあっという間に1ヶ月が経ちました。正月明けから、オミクロン変異株の急激な感染拡大が続いています。2020年1月から始まった新型コロナウイルス感染症という世界規模の流行はもう2年以上に続き、未だに収まる気配が見えません。幸いワクチンの接種で、重症化リスクが低減するといわれているため、心理的な負担は緩和しています。

人類社会の進化は、何らかのきっかけによる積み重ねた結果という事実を考えると、今回の世界規模のパンデミックは、私たちに更なる進化を促すきっかけになる可能性が高いと思えば、一喜一憂ではなく、フォーカスすべきことを行えば良いと考えています。

人間の欲求とフィクションで、人間社会発展の原動力

数年前に、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、「サピエンス全史」という本を出し、世界中で話題となりました。この本には、私たち人類が生物界の頂点に君臨し、地球そのものを支配するぐらいパワーを手に入れた理由は、「認知革命」によるものだとの説明がありました。人類は「認知革命」のきっかけで、文明、宗教、国家そのもの、イデオロギーなどありとあらゆる人間社会の枠組(フィックション)を作り出し、そして人間の生まれ付きの欲求とうまく絡めあい、人間社会発展の原動力となっていたと、この本を読み感じました。

今回のパンデミックは、今までの経済発展でもたらした環境破壊を止め、自分たちの子孫に、より住みやすい環境・社会作りに繋がればと願ってやみません。

瑞雪は豊年の兆し

正月明け早々、東京は数年ぶりの雪が降りました。写真は帰宅時に目にした雪持ちで、何と素晴らしい風景だと思いシャッターを切りました。

中国には「瑞雪は豊年の兆し」という諺があります。年初に雪が降れば、その後、豊かな良い一年になるという意味です。コロナウィルスに翻弄される世界がいずれ収まれば、その先には新しい豊かな世界があると希望を持ちましょう。